5年目以上のSESエンジニアが案件面談前に整理しておくべきこと

SES 案件面談前にスキルシートと質問を整理する図

SES 案件面談は経歴の説明準備で差が出る

SES 案件面談で5年目以上のエンジニアが見られるのは、技術名をどれだけ並べられるかだけではありません。むしろ、どの工程を担当し、どんな役割で成果を出したかが見られます。さらに、次の案件で何を任せられるかを短い時間で説明できるかが重要です。

結論から言うと、案件面談前には経歴、役割、質問、希望条件、キャリアの方向性を整理します。そのため、準備が薄いと、よい経験があっても相手に伝わりません。

スキルシートは技術名より担当範囲を明確にする

スキルシートでは、Java、Spring Boot、React、TypeScript、SQLなどの技術名だけでなく、担当工程と責任範囲を書きます。また、IPAのITSS+デジタルスキル標準も、スキルを役割や業務遂行と結びつけて整理しています。

弱い書き方伝わりやすい書き方
Javaを使用Java/Spring Bootで注文管理APIの詳細設計から実装、単体テストを担当
SQL修正月次集計SQLの性能改善を担当し、実行計画を確認して条件とインデックスを見直した
レビュー経験あり3名の実装レビューを担当し、例外処理、命名、テスト観点の指摘を行った

面談担当者は、案件で任せたい役割に近い経験を探しています。そのため、技術名の羅列より「何を任され、どう判断したか」を見えるようにします。

SES 案件面談の経歴説明は3層で準備する

経歴説明は、長く話すほど伝わるわけではありません。まず全体像、次に強み、最後に案件との接点を話すと整理しやすくなります。

Java/Spring Bootを中心に、業務系Webアプリの詳細設計から実装、テストまで担当してきました。
直近では注文管理システムでAPI実装とSQL集計処理を担当し、レビューでは例外処理とテスト観点も見ています。
今回の案件でも、バックエンド実装だけでなく、設計意図を確認しながら品質面に貢献できると考えています。

この例文では、技術、工程、役割、貢献の仕方を短くまとめています。ただし、5年目以上なら、単なる作業経験ではなく、判断した内容を入れると伝わりやすいです。

案件面談で質問すべきことを先に決める

案件面談は、こちらが評価される場であると同時に、案件を確認する場でもあります。なお、厚生労働省の職業情報提供サイト job tagのように職務内容を確認する視点を持つと、役割のズレを減らしやすくなります。

  • 担当工程は詳細設計からか、実装中心か
  • レビュー体制と品質基準はどうなっているか
  • 技術スタックは実際にどの範囲で使うか
  • 既存改修と新規開発の比率はどの程度か
  • 障害対応や運用保守の範囲はあるか
  • チーム内で期待される役割は何か

質問は多ければよいわけではありません。そのため、自分の希望条件とリスクになりやすい項目を優先します。例えばレビュー経験を伸ばしたいなら、レビュー体制と担当範囲を必ず確認します。

希望条件は譲れない条件と調整できる条件に分ける

案件面談前に、希望条件を全部同じ重みで扱うと判断がぶれます。そこで、単価、リモート、技術、役割、稼働、商流、キャリアを並べ、譲れない条件と調整できる条件に分けます。

項目譲れない例調整できる例
技術Java/Spring Bootを継続したいフロントは補助的でもよい
役割設計またはレビューに関わりたいリーダー補佐からでもよい
働き方高稼働が常態化しない週数日の出社は可能
キャリア保守だけで経験が閉じない既存改修中心でも改善余地があればよい

SES 案件面談前チェックリスト

  • 直近3案件の担当工程を1分で説明できるか
  • 自分が判断した設計・レビュー・改善の例を用意したか
  • スキルシートに成果と担当範囲が書かれているか
  • 案件側へ聞く質問を5つ以内に絞ったか
  • 譲れない条件と調整できる条件を分けたか
  • 次の案件で伸ばしたい経験を言語化したか

まとめ

SES案件面談では、経歴を長く話すより、任されてきた役割と次に活かせる経験を整理することが大切です。つまり、スキルシート、経歴説明、質問、希望条件を事前に準備すると、案件とのズレを減らしやすくなります。

また、案件面談の準備は、自分のキャリアを棚卸しする機会でもあります。今のスキルシートで何を推せるか、次の案件で何を優先すべきか迷う場合は、カジュアル面談で一緒に整理できます。

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